May 28, 2009

交通事故後の精神的ショック

今年に入り2カ月連続で交通事故を起こしてしまった。 1つ目は、駐車中の車にちょっとぶつかった程度であるため、衝撃にも大きくはなかったが、第二は、オートバイと接触事故だった。以来、運転するのが怖くて、交差点でものろのろと曲がっていたり、必要以上にスピードダウン運転しまうので、不必要な危険である。しかし、車がないと生活できないので、毎日運転している必要がされておらず、交通事故の後、2ヶ月、本当に精神的なショックが大きく、日常生活にも支障が出るほどだった。また事故起こしてと思わない。
長い間乗ってきた愛車を事故や故障廃車処分しなければなくなった時、本当に悔しさがあります。今年は新年早々、雪のスリップ事故して乗っていた人は誰も怪我はなかったが、車だけが大きく傷を修復するのは難しいことで、廃車処分が決定されました。牽引移動されている間に記念写真を撮りました。
 新たに仕様が策定された電子書籍フォーマット「EPUB 3」は、テキストが主体の書籍だけでなく、さまざまなジャンルへの普及が期待されている。動画や音楽に対応したことで、海外ではむしろ「EPUB 3=リッチコンテンツを強化したバージョン」とみる向きもあるし、SVGフォーマットの強化により教科書などでの利用も増えていくとみられる。

 数あるジャンルの中でEPUB 3の活用が期待されるのが「漫画」だ。JEPA主催によるEPUB 3の成果報告会では、EPUB 3を用いた漫画コンテンツのデモンストレーションとして、セリフの翻訳や、画面サイズに応じたコマ単位のリフローなど、これまでは実現し得なかったさまざまな挙動が披露された。

 このEPUB 3での漫画表現について、先にeBook USERでお伝えしたプロ漫画家3名による座談会では、個々の挙動や制作スキームについて、さまざまな意見が寄せられた。今回はこれらの点について、前回に引き続き、イースト代表取締役社長の下川和男氏、同社コンテンツビジネス事業部開発部部長の加藤一由樹氏、サービス開発部EPUBエバンジェリストの高瀬拓史氏にその真意を聞いた。

●EPUBで綴じておけば、将来吹き出しのデジタル組版ができる

―― 今日お伺いしたいテーマの1つにEPUB 3漫画があるのですが、EPUB 3の成果報告会で使われていたサンプルには、コマ単位のリフロー、それから翻訳といった仕様が含まれています。これらの仕様は今回のEPUB 3の中にすべて含まれているんでしょうか。

高瀬 サンプルで作ったデータの中には、ピクセル単位でレイアウトを指定している個所など、あまり勧められてない仕様も一部含まれています。もっとも、今はJAZZ JAPANさんのようにFIXレイアウトで雑誌風のレイアウトを実現しているところもありますし、CSS3のMedia Queriesをもっと使えば、その大きさで表示できなければまた別の表示方法を出すなど、ちゃんと読みやすくすることもできますので、工夫次第かなと。

―― 結局、あまり望ましくはないといわれていても、CSSで指定してしまえば幾らでもできるわけですね。

高瀬 そうです。とにかくあのサンプルデータは、EPUB 3で漫画をこう作りましょうってものではありませんので(笑)。EPUB 3であればこんなこともできますという、わたしの出来心からできたものですから。

 漫画のセリフは縦書きで、フォントの見栄えもすごく重要ですが、縦書きもフォント埋め込みも、EPUB 3では実現できているわけです。であれば漫画の吹き出しもできちゃわない? というのがそもそもの発想です。うめさんの「青空ファインダーロック」にしても、最初Kindleで出したときに、文字が小さくて読めないという話があったじゃないですか。

―― ええ、ありましたね。

高瀬 なので、フォントやCSSで制御できたら簡単じゃないのかなと。あと、英語に置き換えるのもテキストでデータを持っていたら楽じゃないかなとか、いろいろ試行錯誤の実験でやったという。なので決して「こう作れ」という規範的なものではないということは、ここで強調させてください。土曜日の三鷹に矯正歯科&の募集

―― なるほど。前回行なった漫画家さんの座談会で興味深かったのは、セリフの外出しというのは作業ルーチンの中に組み込もうと思えばいつでもできるんだというのを、皆さんおっしゃっておられたことです。

高瀬 そうですね、あの話は興味深かったですね。


―― 前回の座談会に参加いただいた漫画家さんは、ネームの段階で全部セリフをテキストで書いて、それをアシスタントに渡してというフローを組んでいらっしゃるようで。ComicStudioはテキストを別レイヤーで持っておいて、そこからエクスポートもできるので、セリフをテキストで外出しするのは比較的容易だと。ただ手間の関係上、過去の作品をやるのはちょっと勘弁というふうなお話だったんですけども。

高瀬 そうですね。

―― ケータイコミックだと、実際に配信会社のスタッフが単行本を買ってきて自炊みたいに裁断して作っているという話も耳にしますが、今回も、元データが紙の本なのかJPEGデータなのかは別にして、基本そうやって誰かが切って貼っていく作業を想定しているんですよね。

高瀬 コマ単位で切り貼りしていくというのも、あれも実験ですね。これからのEPUBでも、単ページの画像をまとめたZIPファイルにDRMとメタデータを付与した程度のものが、既存の漫画資産からEPUBを作っていく上で主流になるとみています。もちろんそれ以外もいろいろなことができるわけですが、それは個人や出版社の方など、表現を開拓する方が主導で進めていくのがあるべき姿だろうと。なのでまずはいろんな方に、EPUB 3でどんなことができるのか興味を持ってもらいたいですね。

下川 Yahoo!コミックもEPUBだと報道されていますね。だから漫画でもEPUB採用みたいな動きが出てきたのかもしれないですね。

―― EPUB 3の特徴として、日本語の縦書きやルビなどが強調されることで、画像ベースのコンテンツはあまりEPUBに向いてないと思われかねないと思うんですね。そういう意味で、漫画のサンプルはちょっと面白いなと思って見ていたんですけれども。

下川 たくさんある画像をEPUBで綴じるのか、PDFで綴じるかだけの違いですね。EPUBで綴じておけば、将来われわれが提唱したような吹き出しのデジタル組版ができるわけですから、EPUBで綴じておいた方がいいかなという気がするんですけどね。

―― EPUBでの画像の扱いというと、HTMLの中でこのJPEG画像というふうにimgタグで指定してやるというやり方になるんですよね。

高瀬 そうです。ただ実際には、CSSすら指定してないものが巷にはあふれていますね。

加藤 確かEPUB 3はページトップが画像でもいいんだよね。

高瀬 ええ、XHTMLで読み順を変えていかなきゃいけないですけど、そこでJPEGで何番のファイルと書くような記法も許されています。もちろん見れるかどうかはビューワ次第ということになりますが。

●海外展開を前提に、構造化されたデータを作るクリエイターが出てくるかも

―― 前回の漫画家さんの座談会では、セリフの外出しについては肯定的な意見が出てきつつも、リフローはわりと無理があるんじゃないかという意見が出ていました。この辺りのお考えはいかがですか。

高瀬 EPUB 3の成果報告会で使ったサンプルデータについては、吹き出しは本当は別レイヤーでやりたかったんですが、提供していただいたデータが最初から1枚絵の画像だったので、セリフの文字だけ消してサンプルデータを作りました。理想としては、作画の段階で吹き出しの背景を描いていただいて、別レイヤーに分かれているとリフロー時に消すことができてきれいだろうなとは思いますね。

―― うめさんは、吹き出しの背後まで描いているので問題ないというお話でしたね。こんなん見っけ♪三鷹矯正が、にも対応藤井先生は吹き出しを乗せてデッサンが取れないのをごまかすというワザが使えなくなるから嫌だと(笑)。一方で一色先生は、吹き出しの位置を含めて視線誘導をやっているということで、どちらかというと否定的なご意見でした。吹き出しがなくなると、それはもう漫画じゃないよねという。

高瀬 漫画って、最初のネームの段階でページレイアウト前提にして作られてるものですよね。それを維持したままリフローというのは、絶対両立し得ないことだと思います。そこはもう、新しいものを作ろうとしたらすでにあるものを捨てなければダメといった議論になってくるでしょうし、そうやってできたものを果たして漫画と呼んでいいかも、また別の問題かなと思います。

加藤 この辺りは、既存のコンテンツとこれからのコンテンツとで、全然違う話だと思うので、分けて考えた方がいいかもしれませんね。

高瀬 コンテンツを輸出するときに、縦長の吹き出しに横書きの英語のテキストを入れていくというのは不自然ですし、1回画像化されてしまっていると、手作業でやるのも大変ですよね。なので、海外などでの展開を前提に、きっちり構造化されたデータを作るというアプローチをするクリエイターさんが、これから出てくるんじゃないでしょうか。

―― 例えば今、海外に輸出されている漫画ではその書き文字を全部消した上で、英語やハングルに直すという作業を、作者ではない海外の出版社などが行っているわけですが、データを構造化しておけばそこまで手をかけずに翻訳をして出すことができますよという、そういう認識で合っていますか。

高瀬 いまはまだツールがないので、どういうデータ形式にするかという問題はありますが、やろうと思えばできるはずです。この例(編注:以下の画像)だと、書き文字はコンテンツの上に英語のテキストを添える形で実現しています。効果音のところやこういうタイトルの部分とか。この「ゴクッ」っていう文字に上から英語のテキストをかぶせたりと、画像には手を加えずに、しかも英語でも分かるようにする。日本語だけのときは、これをパッと消すっていうことぐらいはできます。

―― 余談ですが、上にテキストを置いている時に、背景が黒だったらどうなるんですか。背景も黒、文字も黒で埋没しちゃいますよね。周りが白か何かでアウトラインを取るような感じになるんですか。

高瀬 これはCSS3のテキストシャドウという、周りに白い影をつける拡張を使ってます。ただ、このプロパティはEPUB 3では必須じゃないんですよね。WebKitには実装されていますけど、ビューワによっては埋もれることがあるかもしれません。文字を影ではなく縁取りで表現できるプロパティも提案されているようですが、まだ固まっていませんね。

―― なるほど。

高瀬 セリフについては、あらかじめXHTML5に日本語テキストと英語テキストを並べて記述し、スタイルシートで切り替えています。英語を表示した状態から、リロードすると英語の文字が消えて日本語になるという。

―― ツールでどう実現するかですよね。この間の漫画家さんの座談会で、ComicStudioなどから直接エクスポートできたらどうですかという質問をしたら、それは断る理由はないという回答だったんですが、やはりそれは漫画家さんが手で作業をするのは難しくて、ツール側で実装すべきですよね。

高瀬 わたしもそうできたらいいなと思います。EPUBじゃなくても、とにかく制作段階でちゃんと構造化されたデータを用意することが重要ですよね。いつもの若返りとの関係紙に出たものをスキャンしてデジタル化するというのが、一番工数が掛かるので。ただ、技術者だけで頭でっかちに話していくと危険な部分ですから、それは突っ走らないように気にしているところです。

―― IDPFでの、日本の漫画コンテンツの扱いはどうなんですか。

加藤 (EPUB 3の仕様策定責任者である)ビル・マッコイも村田(真)さんも、EPUB 3の漫画利用に関しては積極的にやりたがっていますが、具体的なビジョンはこれからといったところですね。

高瀬 今回EPUB 3の仕様がほぼ確定したわけですが、今後どんな使い方があるかというシナリオごとにワークショップが開かれる予定です。例えば最初のテーマは複雑なレイアウト、リッチなレイアウトについてなのですが、そういったものの1つとして漫画がテーマになる可能性はありますね。

―― 昨年暮れから話題になっているJコミも、テキストを外出しにしておいて、Google翻訳にかければ別の言語に書き換わるという仕組みをオンラインビューワに実装しています。テキストを外出しにしておいて翻訳するという、よく似た結論が全然違うところから出てきて興味深いのですが、ご覧になっていていかがですか。

高瀬 Jコミいいですよね。わたしの中ではすごく評価が高いです。EPUBの場合、注記やメモ書きといったアノテーションについての仕様が、今後EPUB 3とは離れた形で策定されるんですけれど、漫画のセリフをアノテーションという形でテキストデータで持っておくことはできるはずなんですよね。なので有志のボランティアの人が英語のテキストを加えてみようといった具合に、セリフの多言語化もできるんじゃないかなと思って、個人的に期待しています。

―― そうなると、Google翻訳をベースにファンがセリフを入力していくJコミとよく似た形になるわけですね。

●スマートフォンのような汎用デバイスを中心に普及していくという予感はある

―― EPUB 3の仕様が策定されて、これからは普及に向けての専用端末やビューワ側の対応がポイントになってくると思うのですが、その辺りはいかがですか。

高瀬 PCやスマートフォンの場合、たまたまEPUBの無料の閲覧ソフトがあったから手元のデバイスに入れてみて、それでこういうコンテンツがいるなという形で、だんだん浸透していくのかなと。専用端末は、いまはまだちょっと分からないですね。

加藤 今後考えられるシナリオとしては、スマートフォンが一般的になってきて、比率が50%を超えたときに、EPUBという誰でも使えるプラットホームがあれば、コンテンツもEPUBで作られるし、リーダーもみんな作るよっていう状況になるかなと。専用端末よりも、スマートフォンのような汎用デバイスを中心に普及していくのかなという予感はあります。

―― 今スマホでEPUBを読もうと思ったら、Stanzaなどがありますけど、これはまだEPUB 3には対応していないですよね。

高瀬 してないですね。

加藤 先日Adobe系のDatalogicsさんていう会社が「DL Reader」というiPad用のEPUBリーダーを出しましたが、今後どんどんそういうのが出てくると思います。ただ、Androidは基本的に縦書きという概念がシステムにまったく存在しないので、リーダーを作ろうとすると技術的に難しいものがあるんですね。そこはOS側でなんとかしろよという話も、これからGoogleさんに言っていくつもりです。

―― GoogleはEPUBに対してどういうスタンスなんでしょう。

高瀬 去年の7月にIDPFの会員企業になりました。GoogleとAppleがほぼ同じタイミングで加盟しています。で、ガース・コンボイというEPUBの中心人物がいたんですけど、Googleはその人の会社を買収しました。EPUB策定の中心人物が、ある日いきなりGoogleの中の人になったわけです。Googleはあまり積極的にEPUBに対してどうのこうの言ってこなかったんですが、いつのまにか中心人物の会社を買収して、影響力を保持したという。愛媛の育毛とどう違う?

―― (笑)。例えばAppleがEPUB 3を採用してるから、Googleは違うことをやるぞとか、そういうことにはならないということですね。

加藤 ならないでしょうね。

―― 今回仕様がある程度固まったわけですが、出版社やそのほかのステークホルダーといわれる人たちがEPUBを使うようになるまで、あと何カ月ぐらい必要になると思いますか。

加藤 今年中にはかなり使われ始めるんじゃないかと思いますね。

高瀬 でも早くて10月以降かな。ビューワにせよ制作ツールにせよ、作り方を理解してもらうラーニングの時間が必要になりますし。EPUBに対してあまりネガティブなことは言いたくありませんが、最低限の時間はどうしても掛かると思います。

―― 日本市場でスタンダードになり得そうなEPUBのビューワは何だとお考えですか。

高瀬 まずはiBooksじゃないですかね。日本版のiBookstoreがオープンしたら、かなり存在感が出てくるでしょうね。

―― (「i文庫」の開発元である)ACCESSさんも、Nagisaさんと一緒にEPUBのビューワを作るんだとおっしゃっていましたが、そういう動きが各所で起こってくるということになりそうですね。そうなるとビューワごとに細部の実装がバラバラになって、EPUBって世界標準って言ってるわりにはおかしくない? ていう話にならないかなという不安もありますが。

高瀬 弊社を開放して行っている仕様の検討会にはACCESSさんも参加されていて、CSSのここはどうするという話し合いをしたりといったパイプがありますので、ACCESSさんに限らず各社がバラバラの方向を突っ走るようなことはないと思います。

加藤 ACCESSさんはすごくがんばってやってらっしゃるんですよね。ACCESSさんのエンジンはもうこれからはWebKitだねっていう話になってきているそうですし。

高瀬 去年i文庫をEPUB 2に対応させるって話があったのですが、EPUB 3を待ってからという判断で、いったん中止になったんですね。それが本格的に動き出したんじゃないでしょうかね。わたしもi文庫は愛用していて、これでEPUBを読めたらなと前々から思っていたので、個人的には非常に楽しみにしています。

●利益を考えずに動いているので、業界の皆さんが協力してくださっている

―― 最後に、今回のEPUB 3の策定に当たってのイーストさんの立場というのを少し。一般の読者からすると、イーストさんがどういう立場なのか、たぶん分からないと思うんですよ。JEPAの副会長でもある御社の下川さんがEPUB研究会を立ち上げられたのが、発端ということですよね。

加藤 ええ。うちの下川が「どげんかせんといかん」みたいな感じで、何かしなきゃいけないって始めたのが原動力になっています。下川は突っ走るタイプなので、あまり利益を考えずに動いていて、それは会社として悪い面でもあるんですが、それ故に業界の皆さんが協力してくださっている雰囲気はありますね。

高瀬 採算ベースじゃなくて、モチベーションがベースの、非営利的な活動ですよね。

加藤 AppleさんもAdobeさんも社益を考えてやっているので、どうしてもそういう発言が出ちゃうんですけど。うちはそういうのが基本的にないという(笑)。

高瀬 だからもうけられないんですね(笑)。実現性が高まるアレルギー乳酸菌?のアレコレ何か考えなきゃいけないですけど。

―― なるほど。

加藤 というところで、うまく調整していこうというふうに努力してるというのがわれわれの立場です。

【山口真弘,eBook USER】
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